ギャラリー解説

書画

竹渓元田彜、行草書十字(江戸時代、AD1801〜1880)

紙本肉筆・・縦97cm、横28cm

「竹渓」の下に、陰刻「竹谿」の落款が押されている。

元田竹渓は豊後の人で、名は彜、字は伯倫、号を竹

渓と称し、杵築藩祐筆元田長敏の子で、学を帆足万里

に受け、杵築藩に仕えて藩校時習館の教授となり、学

制の整備に尽力した儒者で、その学は和漢の学を折

衷し実用を旨としたもので、物集高世や元田国東らの

漢学の師でもある。


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