ギャラリー解説
書画
金陵石井俊、行書七絶(近代、AD1840〜1926) |
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紙本肉筆・・縦132cm、横30.5cm 唐の銭起の七言絶句九日田舎の「今日吾家野 與(興)偏、東籬黄菊映秋田、浮雲暝鳥飛將盡 、始達青山新月前」が行書で書かれている。「 録唐銭起之詩以似(タテマツル)井汲雅兄大正庚 寅(三年・1914)重陽日七十三翁金陵」の下 に、陰刻「石俊之印」と陽刻「余意在山川」の落 款が押されている。石井金陵は備前の人で、 名は俊、号を金陵と称し、浦上春琴や古市金 峨に学んだ日本画家である。ここに書かれてい る「井汲雅兄」とは、津山藩の人で剣術の達人 として知られた井汲唯一に関わりの有る人であ ろうか。 |