ギャラリー解説

書画

梅荘久志本常幸、行書七絶(近代、AD1855〜1927)

紙本肉筆・・縦130cm、横47cm

「梅荘書」の下に、陰刻「常幸之印」と陽刻「賜姓度

會」の落款が押されている。久志本梅荘は伊勢の人

で、名は常幸、字は公慶、号を梅荘・梅窓・師竹軒

などと称し、伊勢神宮の長官の家に生まれ、本人も

從五位の禰宜に任ぜられるが、退官後は文墨の道

に入り、松田雪柯に書を学び、東京に出て日下部鳴

鶴や巖谷一六らと交わり、碑法帖の研究を行い、温

雅な書を以って一家を成した書家である。


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