ギャラリー解説

書画

即山神波桓、楷書五字(幕末維新、AD1832〜1891)

紙本肉筆・・縦35cm、横143cm

「丁亥(明治二十年・1887)之八月即山題」の横に、陰刻「神波桓印」と陽刻「

猛卿」の落款が押されている。神波即山は尾張の人で、名は桓、字は猛卿、

号を即山と称し、幼くして僧となり甚目寺一乗院に住し、漢学を沢田眉山に学

んで詩・書を善くしているが、維新後は還俗して森春濤の門に入り、茉莉吟社

の四天王と称された漢詩人で、同時に書にも秀でており、教育勅語謄本は即

山の手になるものである。


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