ギャラリー解説

書画

也有横井時般、俳句(江戸時代、AD1702〜1783)

紙本肉筆・・縦89.5cm、横25cm

「也有」の下に、陽刻「也有」の落款が押されてい

る。横井也有は尾張の人で、名は時般、字は伯

懐、号を也有(俳句)・螻丸(狂歌)・蘿隠(漢詩)・

暮水(和歌)などと称し、尾張藩の大番頭兼御用

人や寺社奉行などを勤めた名門武家であるが、

漢学を小出トウ斎に、俳諧を太田巴静らに学び、

53歳で致仕した後は風流の生活に入った、多趣

味多芸で知られた俳人である。俳文集に『鶉衣』、

連句集に『蘿葉集』、漢詩文に『蘿隠編』、狂歌集

に『行々子』等が伝わっている。


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