ギャラリー解説

書画

陶溪日下梁、行書七絶(江戸時代、AD1785〜1866)

紙本肉筆・・縦138.7cm、横55cm

「伯巌」の下に、陰刻「日下梁印」と陽刻「字伯巌」の

落款が押されている。日下陶溪は伊予の人で、名

は梁、字は伯巌、号を陶溪と称し、初め杉山熊台に

古文辞学を学び、藩命に因り江戸の昌平黌に入学

し、古賀精里や佐藤一斎に師事して朱子学を修め、

帰郷して松山藩主松平定通に仕え、藩校明教館の

開設に因り、その教授となって長く藩士の子弟教育

に従事した儒者で、詩文に秀で書にも巧みで、その

門から、矢野玄道や大原観山らが出ている。


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