ギャラリー解説

書画

虎山甲斐簡、行書二字(近代、AD1866〜1961)

紙本肉筆・・縦27.5cm、横39cm

「虎山人」の下に、陰刻「斐簡」と陽刻「厚甫」の落款が押されて

いる。甲斐虎山は豊後の人で、名は簡、字は厚甫、号を虎山・

梅花道者などと称し、帆足杏雨に師事して門下の名手と言われ

、京都に私立文中園女学校を創立して教導にも当たった南画

家であるが、彼は能書家としても知られ、独自の画境を確立す

ると共に、和漢の書にも精通した学究的人でもある。臼杵藩主

稲葉氏の菩提寺である、月桂寺の庭園の南側には、彼の筆塚

が有る。


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