穆堂松平末吉、行書五律（近代、AD1884〜1962）

紙本肉筆・・縦133cm、横67.2cm

「穆堂」の下に、陰刻「松平之印」と陽刻「穆堂」の

落款が押されている。松平穆堂は山形の人で、名

は末吉、号を穆堂と称し、書を黒崎研堂に学び、

山形師範学校卒業後、中国に渡って書の研鑽に

努め、帰国後は鶴岡高等女学校教諭や宮内庁嘱

託などを務めながら、書道教育に尽力した書家で

ある。「昭和辛未歳」と有れば、昭和六年（１９３１

）の作である。