ギャラリー解説

書画

鶴峰平沼淑郎、行書四字(近代、AD1864〜1938)

紙本肉筆・・縦127.4cm、横31.2cm

「鶴峰淑書」の下に、陰刻「平沼淑郎」と陽刻「字

君一」の落款が押されている。平沼鶴峰は津山の

人で、名は淑郎、字は君一、号を鶴峰と称し、平

沼騏一郎の兄にして平沼赳夫の曾祖父である。

初め津山の斎藤淡堂に『四書』や『詩経』を学び、

東京に出て小石川の広瀬惟煕に漢学を学び、東

京帝大卒業後は岡山の師範学校教頭などを経て

、早大教授となり更に第三代早大学長となった人

で、経済学者にして法学博士である。因みに、彼

は大東文化学院創設期の、法学・経済学担当の

教授でもある。


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