ギャラリー解説

書画

東海稲葉鯤、蘭圖併和歌讃(幕末維新、AD1817〜1888)

紙本肉筆・・縦102.1cm、横28.7cm

「鯤書」の横に、陽刻「東海」と陰刻「鯤女史」の落款が押

されている。稲葉東海は越後の人で、名は鯤、号を東海

と称し、武州八王子の町医の娘で、幼時より書に親しみ

五歳頃より江戸で名が知られ、八歳で上洛して釈道本に

書を学び、光格上皇の叡覚にも達し、その後大阪で出羽

久保田藩の御用商人に嫁ぎ、書画に秀でた才媛として

名を知られた女流書家である。


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