ギャラリー解説

書画

春堂中村尚友、和歌(近代、AD1868〜1960)

紙本肉筆・・縦137cm、横32cm

「春堂」の下に、陰刻「尚友平印」の落款が押

されている。中村春堂は福岡の人で、名は

尚友、通称は梅太郎、字は玄卿、号を春堂・

耕心斎などと称し、儒者で御家流の書を善く

した父中村芳平に家学を受け、上京して内

閣法典調査会に奉職するが、宮中顧問官三

浦安にその才筆を認められ、小野鵞堂の門

に入って書を専門に研究し、日本女子大等

で教鞭を執る傍ら、寒香書道院を起こして門

人の養成に努め、雑誌『日本書道』などを発

刊し、日展審査員を務めた書家である。


[ギャラリー一覧へ戻る]