ギャラリー解説

書画

倣・丁汝昌、行書(清後期、AD1826?〜1896?)

絹本肉筆・・縦130cm、横56.5cm

丁汝昌は字を禹廷と言い、安徽省の人で、清

朝末期に海軍提督として北洋艦隊を統率した

軍人であるが、日清戦争で敗れ、服毒自殺し

ている。「戊辰春初」と書かれていれば、同治

七年(1868)の作と言うことになる。文字数

は、「鴛鴦浦春漲一江花雨隔岸形聲初過櫓

晩風生碧樹舟子相呼相語載取暮愁帰去寒食

江邨芳草詠愁來無着處」の45字であれば、

詩ではないようである。


[ギャラリー一覧へ戻る]