ギャラリー解説

石材

古白玉線刻翁仲像珮(後漢時代)

高さ4.5cm、径0.95cm

一見管の様に見えるが、線刻で

翁仲像を刻していれば、珮である

。「避邪三寶」とは、漢代以後に

流行した三種類の避邪吉祥珮の

総称で、一は翁仲像珮、一は指

南珮、一は剛卯珮である。指南

珮は、工字珮から発展し、天地の

両端に小杓と小盤が施されてい

る。剛卯珮は、四面乃至は六面

の方勒で、「剛卯云々」の三十二

字乃至は三十四字が刻されてい

る。翁仲像珮は、臨洮を鎮守して

その威声が匈奴にまで震ったと

伝えられる、越南出身の翁仲を

模したものである


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