ギャラリー解説
石材
古青玉数珠百八個(唐時代) |
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径1.6cm前後
表面が殆ど白色化しているが本来は青玉の珠である。 旧蔵者は唐代の朝珠と伝えるが、数珠に過ぎない。朝 珠とは、仏教の数珠から発展した清朝の官服飾りで、文 武官僚(文官五品・武官四品以上)が、朝廷の公式服装 である朝服を着た時に、身につける飾りであり、数珠の 途中に飾りの珠を左右に垂らすのが一般的で、数は百 八を越える。本品は、形態が異なり、百八個であり、し かも唐墓出土と伝えられていれば、明らかに仏教の数 珠である。 |