ギャラリー解説
石材
平安北道古渭原石有蓋梅花文楕円硯
朝鮮平安北道産出の渭原石を加工した硯で、俗に渭原端渓とも称され
ている石で、右上縁に梅花紋様を彫り、蓋には、梅花と鳥をあしらい、
其の周囲に線刻の影が施してある。伝統的に朝鮮半島を代表する硯
石で、戦前より其の硯名を馳せている。
本品は、背面に「渭原石」の銘が刻されており、戦前某軍人が某軍医
に送った事も、刻されている。
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