ギャラリー解説
石材
安図松花江緑石孔雀文長方硯
上部から左右の縁にかけて、孔雀紋様が
彫られた長方硯である。
林省の松花江石と遼寧省の橋頭石とは、
共に本渓産出の石ではあるが、吉林の方
は横縞の緑色を基本とし、遼寧の方は、
緑色と紫色或は緑色と黄色とが混じり合
っている。共に清朝以来の硯石ではある
が、色調の相違から松花江石の方を上に
見る傾向が強い。
[ギャラリー一覧へ戻る]