ギャラリー解説

石材

山口赤間石波頭文天然板硯

縦14cm、横11.5cm、厚さ1.9cm

山口県の宇部地方で産出する赤褐色の輝緑凝

灰岩で、其の赤間石の原型を活かし、其の断面

を硯に仕立てたものである。硯石としての歴史

は六百年以上有り、今では「経済産業大臣指定

伝統的工芸品」と成っている。

本品は、上部に波頭紋様が彫られた板硯で、背

面には彫硯家堀尾卓司の、「卓司作」の銘が刻

されている。


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