東晉の常璩が書き殘した古代華陽地方の歴史、目眩く固有名詞(人名・官名・地名・物産名等々)が羅列された歴史書(地理物産・政治の興亡・人物の傳記等々で構成)、其の『華陽國志』(清、嘉慶十九年版題襟館本)全十二卷の、本邦に於ける全巻初現代語訳である。全くの日本語だけで展開される『華陽國志』ワールドを提示した本。尚、此の本の出版の經緯は、「序文」を參照されたし。

尚、本書は三月に出版し、四月に再版となり、夏頃には電子書籍版が出されるが、電子版に於いては、要望に基づき『華陽國志』の解題(作者・制作意図・構成・内容・版本と研究書等々に就いて20頁程)を附す事となった。


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