論文を書く場合、主張を明確にするため他人の文章を引用することがあります。引用の際に注意する点は以下の通りです。
ここは法律論をする場ではないので説明まではしませんが、引用は無断でするものですので、上記が守られていれば許可は要りません。書籍ではなくWebサイトから引用する場合、まれにWebサイトの利用規約に「無断引用禁止」の旨が書かれていることがありますが、著作権者に引用を禁止する権利はありません。
HTMLで引用を明確にする場合、引用が部分的、もしくは一行程度の場合は<q></q>を、数行にわたる場合は<blockquote></blockquote>を使用します。
<q>引用する文</q>
<blockquote>
<p>引用する文章</p>
</blockquote>
<blockquote></blockquote>の中に<p></p>があるのは、複数行の引用はHTMLでは段落と見なされるからです。よって、<p><blockquote></blockquote></p>のように、段落の中に<blockquote></blockquote>が入ることはありません。(視覚的に中に入れることは可能です。また、引用の中にさらに引用が入る可能性はあります。)
これだけだと出所が明らかにならないので、「引用文(*1)」のように注を付けておき、別に注の一覧を設ける必要があります。
また、Webサイトからの引用では<q cite="引用元のアドレス"></q>や<blockquote cite="引用元のアドレス"></blockquote>のようにすれば、HTMLでも出所を明示できます。
箇条書きを行いたい時は、リストに順序がない場合は<ul></ul>、順序がある場合は<ol></ol>を使います。
<ul>
<li>おさない</li>
<li>かけない</li>
<li>しゃべらない</li>
</ul>
避難訓練の鉄則です。「おかし」で覚えるので順番がありそうですが、語呂がいいだけで入れ替わっても問題はありません。このような場合は<ul></ul>を使います。中にある<li></li>は各項目をあらわしており、<ul></ul>の中に直接内容を書くのではなく、<li></li>で括ります。
<ol>
<li>フタを開ける</li>
<li>熱湯をかける</li>
<li>フタを閉める</li>
<li>3分待つ</li>
<li>出来上がり</li>
</ol>
カップヌードルの作り方です。フタを開ける前に熱湯をかけたりすると大変なことになります。このような場合に<ol></ol>を使います。<li></li>の扱いに関しては<ul></ul>の場合と同様です。
<ul></ul>も<ol></ol>もそれで一つのまとまりを形成するので<p></p>の中に入ることはありませんので注意して下さい。