Python入門(0) Python世界に入る前に
Pythonの世界との応答には
Python Shell 一括実行
の2つの方式があります。
どちらのPythonでプログラムを実行することには変わりありませんが、プログラム初心者はこの両者を使い分けながら、プログラム基礎を学ぶと理解が早いです。
- 保存する場所を指定して
- データをファイルとして名前を付ける
プログラミングの最初のゴール
初心者がプログラミングが分かるようになったと思える最初のゴールは、後で紹介しますが、コマンドラインからプログラムファイルを一括実行するやり方を知ることです。
プログラミングの障壁はパソコン操作である
信じられないかもしれませんが、プログラミングの最大の障壁(あるいはプログラミングを始める当たっての前提)は、パソコン操作それ自身です。 この障壁は、スマートフォンの普及と共にますます大きくなってきました。 正確にいうと、最初に使い慣れたコンピュータがスマートフォンであって、パソコンではない人の場合です。
コンピュータ(インターネット)にデータを保存するということ
スマートフォンでは普段ほとんど意識する必要がないのですが、コンピュータで取り扱うデータを保存したり、保存してあるデータにアクセスするためには、
このようなデータ管理をファイル管理といいます。
GUI
ファイルがアイコンとして表示され、タッチしたりマウスクリックで求める動作が実行されるようなコンピュータ環境をGUI(Graphical User Interface)といいます)。 GUIであっても、そのファイルの場所が特定され、そのファイルがどのようなアプリケーションで開かれるべきか、コンピュータが判断できるように厳格にプログラミングあれて動作しています。
コンピュータの動作(それを実現するプログラミング)を理解する上で、ファイル管理の基本事項を知ることは大切です。 様々なアプリケーションを利用する場合に、ファイルの場所と名前などを言語化(記号化)したうえで、その動作が厳密に定められている様子を確認してみてください。
ショートカットをデスクトップに

Python IDLEや、[スタートメニュー]/[プログラム]/[-----プログラム-----]内の[サクラエディタ]/(テキストエディタ参照)およびコマンドプロンプトの実行はPythonプログラミングでは常に利用するアプリケーションだ。
これらのショートカットアイコンをデスクトップに登録しておくと、作業効率は格段に向上する。 是非登録しておこう。
コマンドプロンプトと作業位置

右図(クリックして拡大)は[コマンドプロンプト]をクリックしてZドライブに移動した様子である。 プロンプトに Z:\> と現れていることに注意しよう(現在の作業フォルダが Z:\ であることを示している)。
さらに、 Zドライブにスクリプト専用フォルダを用意し、その場所指定法を知るで行ったように、Zドライブ内にPythonスクリプトファイルを格納する専用フォルダ myscript(右図ではpythonとなっている)を作成し、その位置が Z:\myscript と表記される(右図の場合では Z:\python)ということも思い出そう。
cd 作業フォルダの移動
作業フォルダを移動するコマンド cd を使って z:\myscript に移動する。 プロンプトの変化に気をつける。
Z:\> cd myscript Z:\myscript>

dir : ファイル及びフォルダを一覧
作業フォルダ内にあるファイルおよびフォルダを一覧するコマンドは dir である( 上図では、作業フォルダ Z:\python> 内にあるファイルまたはフォルダを一覧するコマンド dir を実行している)。