第8回 簡易データベースとして使ってみる




今回の内容
  1. Excelのデータベース機能

  2. データベース機能の練習

  3. 課題





1.Excelのデータベース機能

 データベースとは、大量のデータ整理をすることができるシステムである。 Office シリーズには Access という本格的なデータベース・ソフトウェアがある。 しかし、これは使い方が少し難しい。 Excel にも簡易的なデータベース機能があるので、小さなデータや、高度なデータベース機能を必要としないなら、Excel でも十分である。


 Excelでデータベースを扱う場合、次の点に注意すると旧版のExcelでも利用できる。

  1. 1件のデータを1行で記述する。

  2. 各データの同じ項目(フィールド)が同じ列になるようにする。

  3. リスト(データベースとして用いる表)」は、ひとつのワークシートにひとつだけ。

  4. リスト」と「それ以外の内容」の間には空白行を入れる。

  5. リスト」の中に空白行を入れない。

  6. データベース機能はメニューからクリックして選ぶ。

    機能 選び方
    データの並べ替え ホーム → (編集)並べ替えとフィルター
    → 昇順・降順・ユーザー設定の並べ替え
    データの抽出 ホーム → (編集)並べ替えとフィルター
    → フィルター




    そのほか、一部の機能はデータベース関数により実現できる。



2.練習

(準備)提出用ファイルのコピーとファイル名の変更
1. Yドライブ→先生→O_小野勇→配付 フォルダにある mondai8(mondai8.xlsx)をコピーし、Zドライブ→経済データ分析入門 フォルダに貼り付ける。

2. 貼り付けたファイルの、ファイル名を、提出ファイル名 s18124xxx-8 (s18124xxx-8.xlsx)に変更する。



  1. 都道府をのぞく「県」の中で、県内総生産が多い方から5つ選び、その県名を順に列挙せよ。

    答 愛知県、神奈川県、埼玉県、千葉県、兵庫県


  2. 西日本(コード番号が24以上)府県の中で、県内総生産が少ない県名を、少ない方から順に3つ列挙せよ。

    答 鳥取県、高知県、島根県


  3. 関東地方に含まれ、かつ、人口が全国10位以内の都県名を、人口が多い方から列挙せよ。

    答 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県








3.課題