ギャラリー解説

古陶磁器

倣明外銷瓷青花八開光向日葵人物文盤(現代、AD1990〜1999)

高さ3.5cm、口径19.6cm、底径10.9cm

萬暦の景徳鎭民窯作品を模したもの。梨地の釉調・絵柄・厚さ・

高台作り等、当時の基本的様式を留めており、一見しただけで

は本歌と見誤るが、裏面をじっくり見れば、本歌には見られない

轆轤の跡が見られ、それに因って、青花の釉調に濃淡のムラが

認められ、且つ胎土が本来の民窯品以上に「すいひ」された上

質のカオリンが使用されている。尚、明末の本歌(呉州手もの)

はNO、402を、清朝の倣品はNO、374を参照して頂きたい。


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