ギャラリー解説
書画
槐堂板倉(淡海)筑前介、行書七絶(幕末維新、AD1822〜1879) |
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紙本肉筆・・縦109.5cm、横29.5cm 「槐堂書」の下に、陰刻回印「?槐堂印」と陽刻「字子敬」の落款 が押されている。板倉(淡海)槐堂は近江の人で、名は筑前介、 字は子敬、号を槐堂と称し、近江の豪族で儒医である下坂篁斎 の子で、公家醍醐寺に仕えた寺侍であったが、京の薬種商武田 家の養子となり、坂本龍馬や中岡慎太郎らと倒幕運動に奔走し た儒者にして文人画家で、龍馬暗殺時の部屋に懸かっていて血 染めとなった掛け軸は、槐堂が書き送ったものである。彼は、漢 学者で漢詩人である江馬天江の実兄でもある。 |