ギャラリー解説

書画

孤峯角田貫次、行草書五絶(近代、AD186?〜1938)

紙本肉筆・・縦136cm、横33cm

「孤峯」の下に、陰刻回印の「角貫次印」と陽刻「孤

峯」の落款が押されている。角田孤峯は山形の人

で、名は貫次、号を孤峯と称し、幼時から父に漢学

を学び、その後島田重礼藤沢南岳らに師事し、

中学校等で教鞭を執るが、生来好んだ文芸方面に

進み、中国古典等を研究して『校訂講孟箚記』(昭

和8年・草古堂)・『葉隠抄』(昭和9年・竹処山房)・

『国訳書論集成』(昭和12年・東学社)等を公刊した

書家にして漢学者である。


[ギャラリー一覧へ戻る]