ギャラリー解説

書画

セン廬河井仙郎、篆刻三種(近代、AD1871〜1945)

右・・縦3.3cm、横3.3cm、中・・縦3.9cm、横1.7cm、左・・縦3.3cm、横3.3cm

河井セン(草冠+全)廬は京都の人で、名は得・仙郎、字は子徳、号をセン廬・ダ

ン(虫+覃)巣・九節丈人などと称し、初め篠田芥津に就いて篆刻を学び、次いで

清国に渡って呉昌碩に從学し、秦漢以来の古典やケ完白・趙之謙らの近代様式

等を博渉融合させ、高古な古典主義を標榜し、金石書画研究に深い造詣を持っ

た篆刻家である。尚、本品は、明治から大正にかけて活躍した漢詩人落合東郭

氏の為に刻された品で、実際に東郭氏の書幅に使用されている。


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