ギャラリー解説

書画

釋木庵性トウ、行書五字名号(江戸時代、AD1611〜1684)

紙本肉筆・・縦67cm、横22.5cm

「黄檗木庵書」の下に、陰刻回印「釋性トウ印」と陽刻「木

アン(今+酉+皿)氏」の落款が押されている。木庵性トウ(

王扁の滔)は福建の人で、法名は性トウ、道号を木庵と称

し、19歳で仏門に入って隠元に法を問い、彼の招きで正

保二年(1645)に来日し、寛文四年(1664)に隠元の

後を嗣いで、宇治黄檗宗万福寺の第二代座主となった

帰化僧で、黄檗三筆(隠元即非)の一人である。尚、本

品は、京都の旧家に伝わっていた品である。


[ギャラリー一覧へ戻る]