ギャラリー解説

書画

釋即非如一、行草書五字(江戸時代、AD1616〜1671)

紙本肉筆・・縦68cm、横23cm

「黄檗即非書」の下に、陰刻「如一之印」と陽刻「即非」

の落款が押されている。関防印は陰刻「臨済正宗」で

ある。即非如一は福建の人で、法名は如一、道号を即

非と称し、黄檗山に入って隠元より印可を受け、明暦

三年(1657)に渡来して長崎の嵩福寺に入り、次いで

宇治の黄檗山に登り、帰国せんとするも小倉藩主小

笠原忠真の要請に因り福聚寺を開山し、その後嵩福

寺に隠居して入寂した、臨済宗黄檗禅の帰化僧で、黄

檗三筆(隠元木庵)の一人である。尚、本品は、九州

小倉の旧家に伝わっていた品である。


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