ギャラリー解説

書画

越山芳川顯正、行書七絶(近代、AD1841〜1920)

絹本肉筆・・縦123.5cm、横41cm

「越山山人」の下に、陰刻「芳川顯正」と陽刻「越

山」の落款が押されている。芳川越山は阿波の人

で、名は顯正、号を越山と称し、18才で経史の学

を修め更に医学を学び、長崎に遊学して英語を

学んだ人で、維新後は伊藤博文に従って渡米し、

帰国後に東京府知事や内務・外務・司法などの

大臣を歴任し、詩書を善くした政治家で、皇典講

究所長や国学院大学長も務め、彼が文部大臣に

就任した明治23年に、教育勅語が制定発布され

ている。


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