ギャラリー解説

書画

恭堂田中綏猷、行草書文(江戸時代、AD1814〜1861)

紙本肉筆・・縦125.5cm、横26.8cm

田中恭堂は豊岡の人で、名は綏猷、通称は河内介、

号を恭堂・臥龍窟などと称し、小森正造の次男である

が田中綏長の養子となり、山本亡羊や摩島松南に学

び、尊皇攘夷の公卿中山忠能の諸大夫を務め、憂国

の志士と交わり、伏見寺田屋事件に関わって捕らえら

れ、薩摩に送られる途上の船中で斬殺された、勤王の

儒者である。尚、本品は双幅の右一幅であるため、落

款も印象も無い。


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