ギャラリー解説

書画

晩香菊池武貞、草書七律(近代、AD1859〜1923)

紙本肉筆・・縦149cm、横40cm

「晩香?史貞?」の下に、陰刻「菊池武貞」と陽刻

「仲幹氏」と「晩香?史」の落款が押されている。

池菊晩香は紀伊の人で、名は武貞、字は仲幹、

号を玉溪・晩香などと称し、江戸後期の儒者にし

て漢詩人である菊池溪琴(海荘)の養子菊崖の第

二子で、早稲田大学の英語政治学科を卒業する

が、家学を受けて漢学に造詣が深く、特に詩文に

秀でており、早大教授として漢学を講じた(早大出

版部が出した漢籍国字解の『淮南子』や『管子』を

担当)漢学者にして漢詩人である。


[ギャラリー一覧へ戻る]