ギャラリー解説

書画

白茅佐田直寛、行書七絶(幕末維新、AD1832〜1907)

紙本肉筆・・縦136cm、横38cm

「白茅山人」の下に、陰刻「佐田直寛」と陽刻「字子栗」

の落款が押されている。佐田白茅は筑後の人で、名

は直寛、字は子栗、号を白茅・間放などと称し、久留

米藩儒佐田竹水の長男で、江戸の昌平黌に学んで藩

校明善堂の寮長となるも、尊皇攘夷の活動で幽囚され

た儒者で、維新後は新政府に出仕して征韓論を展開

するが、西郷隆盛の下野に伴い退居し、詩文の鼓吹

や史談会の設立に尽力し、明治9年には『明治詩文』

を創刊している。


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