ギャラリー解説

書画

枇杷園井上士朗、俳句(江戸時代、AD1742〜1812)

紙本肉筆・・縦37cm、横9.8cm

「士朗」の下に、陰刻「朱樹」の落款が押されている

。井上枇杷園は尾張の人で、名は士朗、医号は専

庵、号を枇杷園・朱樹叟などと称し、町医井上家の

養子となり、俳諧を加藤暁台に、国学を本居宣長

、絵画を藤野茫古に、平曲を荻野検校に学んだ多

芸多才な俳人で、俗謡には「尾張名古屋は士朗(城

)で持つ」と歌われ、寛政三大家(夏目成美・鈴木道

彦)の一人と称されているが、医者としても「城下一

」との評判を得ている。


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