ギャラリー解説

書画

櫟堂飯淵貞幹、行草書七律(幕末維新、AD1834〜1902)

紙本肉筆・・縦135.9cm、横65.9cm

「櫟堂居士」の下に、陰刻回印「源貞幹印」と陽刻「櫟堂」

の落款が押されている。飯淵櫟堂は伊予の人で、名は貞

幹、号を櫟堂と称し、伊予吉田藩の藩士で、上甲振洋に

従って京に遊学し、吉田藩の大参事となるが、西南の役

西郷隆盛に味方して幽囚され、放免後は松山南海書

院や吉田郷校等で漢学を教授し、特に詩文に長じて書画

も善くした儒者である。


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