ギャラリー解説

書画

琴石森繁、釣人圖併行書文讃(近代、AD1843〜1921)

紙本肉筆・・縦84.5cm、横23cm

「浪華銕橋道人琴石」の下に、陰刻「琴石居士」と陽刻

「聴香読画」の落款が押されている。森琴石は有馬の

人で、名は熊・繁、字は吉夢、号を蘆橋・琴石・鉄橋・

雲根館などと称し、更に書室を聴香読画廬と言い、初

め鼎金城に画を学び、次いで南画を忍頂寺静村に学

び、更に漢籍・詩文を妻鹿友樵や高木退蔵に学び、銅

版画師響泉堂として活躍し、明治16年には「日本南画

会」を組織し、多数の国内外の文人墨客らと交遊し、

江戸以来の大阪文人画の流れを、明治へと引き継い

だ南画家である。


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