ギャラリー解説

書画

質軒岸上操、尺牘(近代、AD1860〜1907)

紙本肉筆・・縦16cm、横42cm

岸上質軒は上野の人で、名は操、号を質軒と称した宇都宮藩士で、初め業を叔父岸

上安享に受け、明治初年に藩命に因り司法省学校に入り後に大蔵省に入省し、その

後博文館に務めるが、同時に江戸時代の文物制度を研究し、大槻如電らと江戸会を

組織した故実家にして翻訳家で、覧博強記を以って知られている。本品は、博文館社

主大橋新太郎(明治34年以降)宛てに出されたものである。


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