ギャラリー解説

書画

天姥松山敬和、草書十字(江戸時代、AD1726〜1783)

紙本肉筆・・縦102cm、横28cm

「松敬和」の横に、陽刻「天姥」と陰刻回印「源敬和印」

の落款が押されている。松山天姥は江戸の人で、名

は敬和、字は伯義、号を天姥と称し、細井九皐の門に

学び、播磨の安志藩に仕えた儒者で、能書家として知

られており、『先哲叢談』後編七「小川泰山(1768〜1

785)」の項に、神童と称された泰山の書才を見抜い

た天姥が、司馬温公の勧学文を書き送った話が、記

載されている。尚、彼の墓は文京区の浄土宗願行寺

に現存している。


[ギャラリー一覧へ戻る]