ギャラリー解説

書画

活所那波觚、楷書文(江戸時代、AD1595〜1648)

紙本肉筆・・縦67cm、横25cm

「活所」の下に、陽刻の落款(摩滅)が押されてい

る。那波活所は播磨の人で、名は觚、字は道円、

号を活所と称し、豪商の生まれであるが18歳で

京に出て藤原惺窩の門に学び、惺窩門の四天王

林羅山・松永尺五・堀杏庵)と称され、初め熊本

藩に仕え、次いで紀州藩の儒臣となった儒者で、

彼が公刊した木活字白氏文集は、北宋刊本の旧

を伝えており、「道円本白氏文集」と称され四部叢

刊に収められている。


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