ギャラリー解説

書画

江舟澤墅章 、草書五絶(近代、AD1830〜1901)

紙本肉筆・・縦130cm、横47cm

痩金体で草書を書いたと言うべきか、或いは長

鋒の先で書いた様な字体である。澤墅江舟は、

名は章、字は士裁、号を江舟と称した漢詩人で

あり、西川菊畦の五十歳を祝った漢詩集『杖家

唱和』に、二篇の七律を寄せている。本品は、

「芳事杳如夢、落花流水閑、弾琴人静坐、暮月

照春山」と書かれており、右上の関防印は陰刻

の「乘情氣」、左下の「澤墅章」の下には、陰刻

「澤墅章」と「士裁」の落款が押されている。


[ギャラリー一覧へ戻る]