ギャラリー解説

書画

菊畦西川光 、行書七絶(近代、AD1863〜193?)

紙本肉筆・・縦21.5cm、横372cm

「菊畦野人光」の下に、陽刻「青雲白璧?」の落款が押されている。西川菊畦

は山形の人で、名は光、通称は豊太郎、号を菊畦と称し、幼少より漢文学を好

み、13歳で天童貫津の格知学舎に入って本沢竹雲に学び、更に漢詩を大沼

枕山や小野湖山らに学び、日本全国の漢詩人と交流した漢詩人にして漢学者

であり、山形の俳人逸見竹石の漢学の師でもある。大正元年(1912)に彼の

五十歳を記念して出版された、漢詩集『杖家唱和』には、細川十洲が題字を寄

せ、秋月天放綿引東海福井学圃日下部鳴鶴矢土錦山日下勺水澤野

江舟ら百人を越える錚々たる漢詩人や画家が、唱和の漢詩や書画を寄せてい

る。


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