ギャラリー解説
書画
石菴三宅正名、行書五字(江戸時代、AD1665〜1730) |
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紙本肉筆・・縦26cm、横38cm 「萬年」の署名が有る。三宅石菴は京の人で、名は正名、字は実父、号 を石菴・万年・泉石などと称し、崎門学派の儒者浅見絅斎の門人で、初 め江戸で次いで大阪で講説に従事し、石菴の門人であった豪商道明寺 屋吉左衛門ら五人の富商と儒者の中井甃菴らとが相談し、尼が崎の 地に大阪学問所つまり懐徳堂を建てるが、そこの初代祭酒(学主)に迎 えられて朱子学を講じたのが石菴で、彼は書と和歌にも秀でた儒者で 水戸藩に仕えた儒者三宅観瀾の兄である。 |