ギャラリー解説

書画

近江守岡本氏祥 、草書文(江戸時代、AD1792〜1840)

紙本肉筆・・縦29.5cm、横51cm

「氏祥」の横に、陰刻「賀茂氏祥」と陽刻「禎卿氏」の落款が押されている。岡本

近江守は京の人で、本姓は賀茂氏、名は氏祥・氏足、字は禎卿、号を近江守

と称し、上賀茂神社の神官を務め、大師流の書を善くした書家で、文政5年・

13年・天保9年の『平安人物志』には、それぞれ筆法家上代様書家の項に、そ

の名が記載されている。尚、共に上賀茂神社の神官で、甲斐守書博士であっ

岡本方円斎修正斎父子とは、同族である。


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