ギャラリー解説

書画

林谷細川君潔、竹圖併草書五絶讃(江戸時代、AD1782〜1842)

紙本肉筆・・縦17cm、横24cm

「林道人」の下に陰刻回印「白髪小兒」の落款が押されている。

細川林谷は讃岐の人で、本姓は広瀬氏、名は君潔、字は痩仙

・氷壺、号を林谷・林道人・三生翁・有竹家・白髪小兒・不可刻斎

などと称し、幼にして篆刻の業を阿部良山に受け、長崎や京に

遊学して江戸に住むも、各地を周遊して文人墨客と交わり、詩・

画(特に墨竹図)も善くし、篆刻は当時の名流頼山陽や田能村

竹田らに請われて印を作り、その技は「天下一」と称され、門弟

頼立斎羽倉可亭らを輩出した篆刻家である。


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