ギャラリー解説

書画

霞城大館謙氏、行草書七絶(幕末維新、AD1824〜1875)

紙本肉筆・・縦133cm、横45.3cm

「霞城」の下に、陰刻「源謙之印」と陽刻「好訥氏」の落款

が押されている。大館霞城は上野の人で、名は謙氏、字

は好謙、号を霞城と称し、医師の家に生まれて家業を継

ぐが、江戸に出て昌平黌の古賀トウ庵に学び、武田耕雲

斎らと交わって新田勤王党を金井之恭らと結成し、戊辰

戦争では奥羽に転戦し、維新後は教育行政に尽力した、

詩文に長じた勤王志士の儒者である。


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