ギャラリー解説

書画

乾山寺西彭、草書五字(近代、AD1860〜1945)

紙本肉筆・・縦142cm、横37.6cm

「紫芝山人書」の下に、陰刻「寺西彭印」と陽刻

「紫芝山人」の落款が押されている。寺西乾山

は尾張の人で、名は彭、号を乾山・燕翁・紫芝

山人・得応居士などと称し、尾張藩医青木頼山

の次男で、美濃の瑞龍寺に参禅して仏学を修

め、更に大阪に住していた寺西易堂に就いて、

漢学詩文を修めて寺西家を嗣ぎ、臨済宗妙心

寺派教授となり、儒仏二学の教えで子弟教育

に一生を捧げ、独力で私立花園専修学院を設

立した、漢学者にして篆刻家であり、書も一家

を成している。


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