ギャラリー解説

書画

仙坡勝島仙之助、行書七絶(近代、AD1858〜1931)

紙本肉筆・・縦131cm、横39cm

「仙坡翰」の下に、陰刻「勝島?印」と陽刻「仙坡」の

落款が押されている。勝島仙坡は備後の人で、名は

仙之助、号を仙坡と称し、初め藩儒吉村斐山に漢学

を学び、その後東京帝大で獣医学を修め、東京農

林学校や東京帝大医学部の教授を歴任し、中央獣

医会長を務めて日本の獣医学会の活動に尽力した

獣医学者であるが、漢詩人としても知られており、

大正六年に知友らに因って出された仙坡の詩集が

『静園詩鈔』である。また昭和2年には、大江敬香・

本田種竹・森槐南らと交流し、『鐵石詩存』の編集も

行っている。


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