ギャラリー解説

書画

宕谷恒川敬一郎、草書十四字(幕末維新、AD1830〜1907)

紙本肉筆・・縦137cm、横34cm

「宕谷書」の下に、陰刻「宕谷居士」と陽刻「金鱗城南人」の

落款が押されている。恒川宕谷は尾張の人で、名は敬一

郎、号を宕谷と称し、書を柳沢維賢に学び、次いで京都の

清水寺の維明和尚の教えを受け、古碑帖を臨模して研鑽

を積み、一家を成した書家で、名古屋に書塾を開いて子弟

を教育し、その門下から渡辺沙鴎・大島君川・岡山高蔭らを

輩出し、子の鶯谷・孫の樵谷も家業を継いで、書家として活

躍している。


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