ギャラリー解説
書画
碩水楠本孚嘉、行書三字(幕末維新、AD1832〜1916)
紙本肉筆・・縦17cm、横66.5cm
陰刻「碩水」の落款が押されている。楠本碩水は肥前の人で、名は孚嘉、字は
吉甫、号を碩水・天逸などと称し、佐藤一斎・草場佩川・月田蒙斎らに從学し、
平戸藩に仕えて藩校助教を務め、維新後は兄の端山と共に鳳鳴書院を建て、
子弟の教育に従事した崎門学派の儒者である。惜しい事に、天地が切られて
表装されている。文字の筆勢は兄端山とよく似ている。
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