ギャラリー解説

書画

養堂頼公遷、行書七絶(江戸時代、AD1774〜1851)

紙本肉筆・・縦124cm、横26cm

「十八洋生頼」攸好の下に、陰刻回印「頼攸好印」

と陽刻「頼氏徳卿」の落款が押されている。頼養堂

は安芸の人で、名は攸好・公遷、字は徳卿・子善、

号を養堂・竹里・竹堂・十八洋などと称し、頼春水

父惟清の弟惟宣の子で、頼立斎の父である。幼少

より従兄頼春風の教えを受け、次いで管茶山の廉

塾に学び、江戸遊学の後に帰郷して家塾を開き、講

説に従事した儒者である。名が「攸好」であり雅号に

「十八洋」が使われている点から言えば、可成り若

い時の作である。


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