ギャラリー解説

書画

履軒中井積徳、草書十字(江戸時代、AD1732〜1817)

絹本肉筆・・縦85cm、横24.3cm

「履軒逸人書」の下に、陰刻「????」と「自彊不息」

の落款が押されている。中井履軒は大阪の人で、名は

積徳、字は處叔、号を履軒と称した儒者で、中井竹山

の弟である。初め五井蘭洲に宋学を学び、程朱の学を

宗とするが、同時に古書を渉猟して読破し、折衷を心

がけた古注学を旨とし、竹山没後は懐徳堂を監して、

子弟の教育に従事している。


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