ギャラリー解説

書画

雪蓬林陳、草書七絶(幕末維新、AD1821〜1899)

紙本肉筆・・縦134cm、横32.5cm

「雪蓬林陳」の下に、陽刻「愛琴開野室?酒?清」

と「?自知雲爲伴」の落款が押されている。林雪

蓬は江戸の人で、名は陳、字は希通、号を雪蓬と

称し、越前勝山藩の家老職として藩政改革に尽

力した儒者林毛川の子で、父より家学を受け、1

4歳で書を川上花顛に、剣を男谷上総に学び、

橋石齋と交友して一家を成し、勝山藩藩校成器

堂が設立された時(天保14年・1843)に、そこ

の教授として名を連ねた能書家の儒者で、明治

四年には、旧藩主小笠原長守の世継ぎ長育の教

育を託されている。


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